WebデザイナーになるためのWebデザイン勉強方法

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WebデザイナーになるためのWebデザイン勉強方法

今日Webデザイナーを目指す人が増えています。WebデザイナーになるためにはWebデザインのスキルを身につけることは非常に重要です。しかし、どのように学習を進めればよいかわからない方も多いはずです。

本記事では、Webデザインを学ぶ様々な方法と、必要なスキルメリット資格取得おすすめのスクールなどをご紹介します。自分に合った学習方法を見つけ、Webデザイナーとしてのキャリアを構築する一助となれば幸いです。

そもそもWebデザイナーとは何か分からない方は別記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてください。

Webデザインを学ぶ方法

Webデザインを学ぶ方法大きく3つに分けられます。

独学によるスキル習得

インターネット上には多くの無料・有料のオンラインリソースが存在します。HTMLやCSSの基礎から、デザインの理論、ツールの使い方まで、自分のペースで学習することができます。

自己学習のメリットは、時間とお金をかけずに始められることが挙げられますが、独学で直接人から聞いたりすることができず、独学でのモチベーションを保つことや、教材の質を見極めることが難しいといった面もあり、一長一短があります。

オンラインコースやチュートリアルの活用

オンラインコースやチュートリアルを活用するのも有効な方法です。Udemyなどの学習プラットフォームでは、体系づけられた各種講座を受講できます。費用は数千円から数万円程度比較的手軽に始められます。

これらのサービスでは、Webデザインに関する様々なコース・講座を視聴することができます。初心者向けのコースから上級者向けのものまで幅広く揃っており、自分のレベルやニーズに合わせて学習できるのが魅力です。

講師による分かりやすい解説と実践課題があり、少しずつステップを踏みながら着実にスキルを身につけられます。動画でいつでも復習できるのも大きな利点です。

専門学校やスクールへの入学

本格的にWebデザインを学びたい場合は、専門学校やスクールに通うのがおすすめです。カリキュラムに沿って体系的に学べ、実践を重視したプロジェクトワークもあります。講師から直接アドバイスを受けられるメリットもあります。しかし、費用と時間的なコミットメントが大きくなります

費用と時間を多くかけた分、しっかりと元を取ろう(しっかりと技術として身に着けよう)という意識が働きやすいため、なかなか自分を追い込むことが難しい人は、専門学校やスクールに通うことはオススメだったりします。

余談ですが、後述するAdobe Creative Cloudは月額制のサブスクサービスですが、一部のスクールでは学生割引で購入できるといったメリットもあります。

必要なWebデザインスキル

Webデザイナーになるには、以下のスキルが求められます。

HTML/CSSの基礎知識は絶対必須

Webサイトやウェブアプリを作る上で、HTMLとCSSの知識は必須です。HTMLでコンテンツの構造を組みCSSでスタイルを整えます。シンタックス(文法ルール)を理解し、効率的でセマンティックなマークアップができること(適切で分かりやすいコーディングをすること)が重要です。

デザインツールの操作能力

Adobe Creative Cloud系(Photoshop、Illustrator、XD)、SketchFigmaといった何かしらのデザインツールを使いこなす力も必要です。画像の作成・編集、ユーザーインターフェイスのプロトタイピングなど、Webデザインの様々な場面でこれらのツールを活用して作る必要があります。

ユーザーエクスペリエンス(UX)への理解

ユーザビリティの高いデザインを実現するには、UXの概念を理解しなければなりません。ユーザーの行動分析、情報設計、ユーザーテストなどのプロセスを経て、直感的で使いやすいUIを作り上げます。

良いUXを提供するために必要なプロセス

  1. ユーザーの行動分析
    • ターゲットユーザーの属性、目的、期待値などを分析し、彼らのニーズを把握します。
  2. 情報設計
    • ユーザーに提供したい情報や機能をどのように構造化し、階層化するかを設計します。
  3. ユーザーテスト
    • 実際にプロトタイプなどを使ってユーザーに操作してもらい、使いやすさやストレスなどを検証します。

見た目だけ良いデザインができても、ユーザビリティの悪いデザインであれば、それは良いデザインとは言えません。

Webデザイナーになった後も色々なスキルの習得が必要になる

上記で出てきた内容はWebデザイナーになるための前提のスキルであったり、早い段階から必要となってくるスキルです。ただし、Webデザイナーの業務範囲は広いため、上記のスキルだけでは全然足りません。

  • JavaScript
  • バージョン管理ツールやコラボレーションツール
  • AI
  • SEO
  • アクセシビリティ
  • セキュリティ
  • データ分析
  • マーケティング
  • マネジメント
  • 営業能力 など

働く企業によって、業務の範囲や優先度は変わるものの、年収アップやキャリアアップのためには様々なスキルを身に着ける必要があります。

Webデザイナーになるメリット

メリット

Webデザイナーになることのメリットは以下の通りです。

クリエイティブで形に残る仕事内容

Webデザインは創造的な仕事です。企画からデザイン、コーディングまで携わることができ、自分のアイデアを形にすることができ、多くの人々に利用・見てもらえる醍醐味があります。

リモートワークの可能性

Webデザイナーはリモートワークに適した職種の1つです。新型コロナウイルス感染症の蔓延がきっかけで、リモートワークに着目されるようになってきましたが、リモートワークは国内に留まらず、世界中のクライアントと仕事をすることができる可能性があり、仕事をする場所に制限を設けない自由な働き方を実現しやすいのが利点です。リモートワークであればオフィスにこだわらず、好きな場所で働くことができます。

自宅からのリモートワークが可能であれば、通勤時間0分の職場となり、無駄となっていた通勤時間は、自身のスキルアップなどをはじめ有意義な時間として使えるようになります。

高収入が期待できる

日頃の情報収集やスキルアップを怠らないことが前提ではありますが、優秀なWebデザイナーは高給与を得られる傾向にあります。実務経験を積み重ね、高いスキルを持つ人ほど報酬が上がります

また、フリーランスとして働くという選択肢もあり、成功しているフリーランスの人は正社員よりも高収入が得ることもできます。(フリーランスはプロジェクト単位での報酬が基本なので、仕事量や収入が安定しないデメリットはあります)

Webデザイン関連の資格取得

WebデザイナーになるためにWebデザイン関連の資格取得自体は必須条件ではありませんが、Webデザインスキルを客観的に評価してもらうには、資格取得は一つの有効な方法です。(特にWebデザイナー未経験者がWebデザイナーとして就職・転職をするようなケースでは、資格を持っているとプラスの評価の1要素になりやすいです)

おすすめの資格の一例をここでご紹介します。

アドビ認定プロフェッショナル

AdobeのデザインツールであるPhotoshop、Illustrator、Premiere Proの技術力を証明するのがアドビ認定資格です。(それぞれのアプリケーション毎で資格を取得します)

Webデザイナーとして様々なツールを使いこなす必要があり、この資格を持つことでデザインスキルの実務能力があると評価されるでしょう。企業からの信頼も得やすくなります。

※Premire Proは動画編集ソフトなので、PhotoshopとIllustratorの資格がお勧めです。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定国家検定制度である技能検定制度の1つです。

ウェブデザインに関する知識・技能・実務能力などが試験で問われます。

1級から3級まであり、自分のスキルレベルに合わせて受験できます。合格すれば、Webデザインスキルの客観的な指標となるでしょう。

HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5プロフェッショナル認定資格はHTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を有していることを証明するための認定制度です。

これらの技能はコーディングを行う際には避けて通れないため、この資格を持っていることでコーディングに関しての知識を有していることを示すことができます。

その他のおすすめの認定資格については別記事でいくつかご紹介しています。気になる方はこちらの記事もチェックしてください。

おすすめのWebデザインスクール

最後に数多くあるWebデザインスクールの中から、おすすめの3校を紹介します。

インターネットアカデミー

インターネットアカデミー
出典:インターネットアカデミー(https://www.internetacademy.jp/)

インターネットアカデミーの強みは、受講生・卒業生限定の求人紹介などの充実したキャリア支援です。

未経験でも就職や転職・在宅勤務・副業が目指せるようなサポート体制を取っており、履歴書の作成やお仕事獲得までのアドバイスなど、キャリアチェンジをする方のサポートもできます。

また、給付金制度の活用ができるコースがあり、受講もオンライン・通学のどちらも可能です。

  • 就職や転職・在宅ワーク・副業などが目指せる充実したキャリア支援
  • 給付金制度の利用ができるコースがある
  • 受講はオンライン/通学のどちらも対応可能
  • オンラインチャットやマンツーマン対応可能
  • 24時間いつでも授業動画の視聴が可能(隙間時間での学習が可能)
  • 受講期間は1ヶ月~1年間(コースにより異なる)

SHElikes(シーライクス)

SHElikes(シーライクス)
出典:SHElikes(https://shelikes.jp/)

SHElikesはスクール名にある通り女性向けのキャリアスクールで、WebデザインなどPC一つで働けるクリエイティブスキルを学ぶことができます。

Webデザインを学ぶにあたり、「今後案件獲得できるか」「最後まで学びきれるか」といった心配をする女性も多いと思いますが、お仕事チャレンジによるお試しの仕事の提供や人脈作りの機会があったり、コーチングや添削といった手厚いサポートがあります。

受講はオンライン・通学のどちらも可能です。

  • 女性向けのスクール
  • お仕事チャレンジでお試しの仕事がもらえる
  • 受講はオンライン/通学のどちらも対応可能
  • 勉強仲間とのコミュニティ形成ができる
  • 24時間いつでも授業動画の視聴が可能(隙間時間での学習が可能)
  • 受講期間は1ヶ月~1年間

デイトラ

デイトラ
出典:デイトラ(https://www.daily-trial.com/)

デイトラは、他のスクールと比べて安い価格のスクールで、カリキュラムはLPやサイト制作に特化した内容になっています。前述のスクールとは異なり、キャリアサポートは行っていません。

費用を抑えてWebデザインスキルを学びたい人におススメです。受講期間は3ヶ月間ですが、質問は1年間、教材については無制限で見ることが可能です。

受講はオンラインのみです。

  • 他のスクールと比べ安価(キャリアサポートは行っていない)
  • LP・サイト制作に特化したカリキュラム
  • 受講はオンラインのみ
  • デザインコンペを開催している(最優秀者はそのまま実案件としてデザイン業務を担当できる)
  • 教材は受講終了後も無制限で閲覧できる
  • 受講期間は3ヶ月(質問は1年間対応)

まとめ

以上が、Webデザイナーを目指す際のWebデザインの学習方法、必要なスキル、メリット、資格、おすすめのスクールなどの解説でした。自分に合った方法を選び、着実にスキルを身につけていけば、Webデザイナーへの第一歩を踏み出せるはずです。学習を通して知識を深め、実践を重ねることが大切です。さらに資格の取得も視野に入れ、Webデザインスキルを客観的に評価してもらうことをおすすめします。夢を諦めずに頑張れば、きっとWebデザイナーとしての活躍の場が開かれるでしょう。

この記事を書いた人

WEB人材の未来編集部
WEBディレクションジャパン株式会社が運営しているWEB人材の未来の編集者。
WEBデザイナーやWEBクリエイターとして生活を立てていきたいと考えている人たちに役にたつ情報収集や情報発信をしています。