在宅勤務でのWebデザイナー求人の探し方

新型コロナウイルス感染症の蔓延をきっかけ及びIT技術の進化により、リモートワークが一般的になってきた昨今、Webデザイナーの在宅勤務も増えてきています。通勤不要な自宅でストレスなく働ける環境は、ワークライフバランスの向上にもつながります。しかし、在宅勤務ができるWebデザイナー求人をどう見つければいいのでしょうか。
本記事では、効果的な求人探しの方法と、在宅ワークのWebデザイナーとして成功するためのポイントをご紹介します。
在宅勤務でのWebデザイナー求人を効率良く探す方法

Webデザイナーの求人を探す上で、在宅勤務の有無は重要なポイントです。リモートワークに対応した求人サイトやツールを活用すれば、効率的に在宅求人を見つけられます。
Webデザイナーに強い転職サイトを活用する
リクルートエージェントなどのエージェントサービスに相談するだけでなく、Webデザイナーを含むIT専門職に強い転職サイトを利用するのも有効な方法です。
「レバテック キャリア」「Geekly」「Green」などはIT専門職関連の転職サイトで、在宅勤務の募集に的を絞っての検索もできます。
求人サイトの「在宅ワーク」や「リモートワーク」でフィルタリングする
一般的な求人サイトでも、「在宅」「在宅ワーク」「リモートワーク」などのキーワードから絞り込み検索ができます。大手サイトの「リクナビNEXT」「エン転職」「マイナビ転職」はフィルタ機能が優れているので活用しましょう。
「募集職種」で「Webデザイナー」、「勤務地の特徴(サイトにより項目名が変わる) 」などで「在宅勤務OK」や「リモートワークOK」をチェックすれば、在宅ワークができるWebデザイナー求人を調べることができます。
また、副業・フリーランス案件になりますが、クラウドソーシングサービスの「クラウドワークス」や「ランサーズ」なども在宅案件が豊富です。
大手企業の公式ページの求人情報を直接チェックする
大企業の中には自社の採用サイトで在宅ワークOKなWebデザイナーを募集していることも多くあります。企業規模が大きいほど在宅勤務の制度が整っている可能性が高いためです。
LINEヤフー、株式会社グッドパッチなどのIT大手企業の採用情報サイトには「リモートワーク」や「テレワーク」のカテゴリがあり、在宅求人が掲載されています。自社製品のWebサイトやアプリのデザインなど、魅力的なWebデザイナー求人も見つかるかもしれません。
また、企業は求人サイトに掲載する際、多額の費用を支払っています。一方で公式の採用サイトからの応募は無料で受け付けられるため、企業からするとコストを抑えられます。そのため、公式サイトから応募する人材に期待が高まります。企業の裏側の事情を理解し、求職者のリテラシーが高いと判断されやすくなります。
在宅Webデザイナーとして成功するために注意すべきこと

在宅勤務のWebデザイナーとして働く上で、通勤が不要になるなどメリットはたくさんあります。しかし、オフィスワークと異なるデメリットも存在し、それらを乗り越えられる力が必要です。
遠隔コミュニケーションとタスク管理力の重要性
オフィスに出社しないため、チームメンバーや上司とのコミュニケーションは全てオンラインで行われます。リモートでの連絡の取り方には慣れが必要で、うまく対面のように伝える工夫が欠かせません。
メール、チャットツール、Web会議システムなどを使いこなし、相手に正しく意図が伝わるよう心がける必要があります。単に言葉で伝えるだけでなく、添付やスクリーンショットなどの視覚資料を活用するのがコツです。
また、自身の業務の進捗管理やタスク管理も重要になります。リモートだと直属の上司から直接指示を受けにくく、自らがスケジューリングしなければなりません。ToDoリストやカレンダーをきちんと使い、締め切りに遅れないよう自己管理する力が問われます。
企業側からするとオフィスに出社するよりコミュニケーションを取りづらい在宅ワークの生産性が悪化するのではないかといった不安は常に付きまとうため、これを払しょくする生産性が必要になります。
デザインツールの実力向上でクオリティを保証
常にクオリティの高いデザインが求められるWebデザイナーにとって、デザインツールの実力は何よりも重要です。リモートで作業する際は、高品質なデザインを作り上げる「武器」としてのツールの使用スキルレベルが高いことが大きな強みになります。
Adobe CC(Photoshop、Illustrator、XD)や Sketch、Figmaなど、企業で利用しているデザインツールを徹底的に習得しましょう。ショートカットキーの操作方法や、便利な機能の使い方をマスターすることで、作業効率が格段にアップします。
また、オンラインのデザイン講座やWebサービスを利用して、最新のテクニックやトレンドをキャッチアップすることをおすすめします。モダンなUIデザインに対応できる高いデザインスキルは、在宅デザイナーとして生き残る力になるはずです。
オフィスワークでの勤務より、在宅ワークの方が生産性が高いことを企業側に実績で示すことが重要です。
大手IT企業の在宅勤務OKなWebデザイナー求人情報

最後に参考までに、大手IT企業が公開している在宅ワークOKなWebデザイナーやUI/UXデザイナー求人の具体例を紹介します。
外部の求人サイトでは在宅勤務ありとなっている場合でも、会社公式サイトではその記述がなかったりすることも多々あります。ここでは在宅勤務について記述のある採用情報の一部をご紹介しています。
※2024年3月29日時点の情報です。情報の変更や募集終了の場合もあるため、最新情報は公式ページを確認ください。
LINEヤフー株式会社の在宅Webデザイナー求人

- 種別:中途採用(正社員)
- 職種:プロダクトデザイナー(UIUXデザイナー)/ショッピングタブ/コマースカンパニー
- 業務内容:コミュニケーションアプリ「LINE」に新設する「ショッピングタブ」のプロダクトデザイン業務全般を担当
- 勤務地:全国 ※業務上の指示により所属オフィスへの出社が必要になることがあります
- 想定年収:600万円~1,000万円
※ほかにもWebデザイナーの募集情報があります。
株式会社グッドパッチの在宅Webデザイナー求人

- 種別:中途採用(正社員)
- 職種:【Design Div】UIデザイナー(Webデザイナーの方向け)
- 業務内容:
- 雇入れ直後:上記参照
- 変更の範囲:当社における各種業務全般
- 勤務地:
- 雇入れ直後:渋谷本社
- 変更の範囲:全国の当社各拠点および自宅
※リモートワークでの勤務も実施しています
- 想定年収:420万円~1,200万円
まとめ
在宅勤務のWebデザイナー求人は、専門の転職サイトや大手企業の採用サイトをチェックすることで効率よく探せます。一方で、リモートワークのデメリットを乗り越えられるスキルが欠かせません。コミュニケーション力、タスク管理力、デザインツール操作力に長けていれば、在宅でもWebデザイナーとして高い活躍ができるはずです。今後、リモートワーカー人口がさらに増えることが予想されるなか、ぜひ在宅Webデザイナーへのキャリアパスもご検討ください。
この記事を書いた人
- WEBディレクションジャパン株式会社が運営しているWEB人材の未来の編集者。
WEBデザイナーやWEBクリエイターとして生活を立てていきたいと考えている人たちに役にたつ情報収集や情報発信をしています。
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